久しぶりにむかし住んでいた街を訪ねました。
人に会うとか買い物をするという目的もなく、「あの街はどうなっているかなー」とフッと思い付いて出かけました。
駅を降りたと途端にパン屋からパンが焼ける香ばしい香り。香りを嗅いだだけで当時の記憶がよみがえります。
「遅刻しそうになりながら、ここのパンをよく買ったなー」と。
商店街はいまだ健在で、老夫婦が経営していた雑貨店もシャッターが開いました。
その店の奥におじいちゃんとおばあちゃんが、ゆっくりと商品を並べている姿が見えた時は、「今もお元気そうで良かった」とホッとしたら、何故かジンワリと涙が出ました。
懐かしい街は人を感傷的にさせるのかもしれませんね。